【マニラ共同】フィリピンのドゥテルテ大統領は、国内全ての宝くじ売り場の業務停止を指示した。運営団体の「汚職まみれ」を理由に挙げ、捜査当局に全容解明も命令。宝くじ好きのフィリピン国民には戸惑いが広がっている。

 「大がかりな汚職にあらゆる者が関与し、裁判所も許してきた」。ドゥテルテ氏は7月26日夜、何の前触れもなく宝くじ売り場閉鎖の声明を出した。直ちに出動した警察が28日までに全国約2万1千カ所の宝くじ売り場を閉鎖した。

 宝くじを運営しているのは「フィリピン慈善宝くじ協会」。収益を医療サービスなどの社会福祉事業に充てているが、汚職事件も繰り返されてきた。