奈良県吉野町の金峯山寺で30日、国宝・仁王門の左右に安置されている国重要文化財の仁王像(木造金剛力士立像)の搬出が始まった。奈良市の奈良国立博物館内にある施設に移され、約2年かけて表面の剥落部分などを修理する。

 同寺では、昨秋から約70年ぶりに仁王門の改修が行われている。2026年ごろに完了する予定で、仁王像もそれまで戻らない。右の阿形像、左の吽形像の高さはいずれも約5メートルで、東大寺(奈良市)の南大門像に次ぐ大きさ。仁王門と同じ14世紀前半(南北朝時代)に造られたとされる。