【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)司法裁判所(ルクセンブルク)は29日、ベルギーが北部ドール原発1、2号機の運転期間を2025年まで10年間延長した際、本格的な環境影響調査を怠ったのはEU法違反だと判断し、改めて調査を実施するよう求めた。ただ、電力供給途絶の「深刻な脅威」があれば運転は暫定的に継続可能とし、即時停止は求めなかった。

 1、2号機は1975年に運転を開始し、40年後の2015年に廃炉の予定だった。しかし国内の全7原子炉中、3基が14年に想定外の運転停止をしたため、電力の安定供給を理由に両機の廃炉を25年まで延期した。