太平洋戦争後に旧ソ連に抑留され、シベリア地域で死亡した日本人のものとして、厚生労働省の派遣団が5年前に収集し、持ち帰った16人分の遺骨について、全ての骨が日本人のものではない、もしくは日本人のものではない可能性が高いとのDNA型鑑定結果が昨年8月に出ていたことが29日、分かった。埋葬地を誤った可能性がある。同省は発表しなかったことについて「鑑定結果の精査や整理に時間がかかった」としている。

 戦没者遺骨の収集事業を巡っては、フィリピンでの事業が「現地住民の遺骨が含まれている」との指摘を受け、2010年から18年まで中断した。