28日未明、三重県沖を震源としながら三重県内では震度1以上の有感地震が全く観測されず、震源から約600キロ離れた宮城県丸森町で最大震度4を観測する地震が起きた。「異常震域」と呼ばれ、地震波が衰えないまま海洋プレートの内を遠くまで伝わっていく現象だ。過去にも例がある。

 気象庁によると、今回の地震は大陸プレートに沈み込んでいる太平洋プレートで発生。震源の深さは約420キロに達した。一般的に震源が浅ければ震源の真上が最も揺れる。だが、震源が深いと真上に向かう地震波はマントル層などを通過するため衰え、代わりに堅い岩盤である太平洋プレート内を遠くまで伝わる。