愛媛県宇和島市は29日、ドメスティックバイオレンス(DV)被害で住民票など個人情報が分かる書類の交付や閲覧の制限を求めた「支援措置申出者」2人の住所を、誤って加害者に伝えていたと発表した。2人は転居を余儀なくされた。市は謝罪し、1人に転居費と慰謝料計70万円、もう1人にも同じく計30万円を支払った。

 市によると、税務課で5月10日に加害者家族が経営する事業所に、住民税特別徴収税額決定通知書を送付。書面には、従業員として被害女性の氏名と住所も記載されていた。

 今月3日には市民課で、被害者の現住所などが記載された戸籍の付票の写しを、申請した加害者に交付した。