和歌山県の串本町と古座川町を流れる古座川で29日、古式捕鯨で使われた鯨船をのぼりやちょうちんなどで飾り付けた「御舟」が華やかに渡御する「河内祭」(国重要無形民俗文化財)が営まれた。

 河内祭は文化庁の日本遺産「鯨とともに生きる」の構成文化財となっている。河内神社(古座川町)の祭神は、普段、河口にある古座神社と合祀されている。神霊が宿った額を載せた御舟2隻が河口から約3キロ上流までさかのぼり、河内神社のご神体である小島をゆっくりと回った。源平合戦で勝利した熊野水軍の凱旋した姿が由来ともされる。

 河原では神事が営まれ、獅子舞も披露された。