ノーベル賞を受賞した本庶佑京都大特別教授と小野薬品工業が、がん免疫治療薬「オプジーボ」の特許収入配分を巡り対立している問題で、本庶氏は27日、「小野薬品から納得できる再提案がなければ提訴に踏み切り、裁判所の判断を仰ぐ」とのコメントを出した。一方で話し合いに応じる姿勢も改めて示した。

 小野薬品は対立の早期収束を図ろうと、京都大に寄付する案の内容を修正した上で近く提示する方針だ。本庶氏側は内容精査のため、8月中は提訴せず小野薬品の対応を見守る。本庶氏は「大学と企業が対立状態にあると社会も株主も損失を被る。良好な産学連携関係を取り戻したい」とも訴えた。