福島県の夏の伝統行事「相馬野馬追」では27日午後、南相馬市の雲雀ケ原祭場地で、陣羽織姿の武者たちが馬にまたがり疾走する「宵乗り競馬」が行われた。

 ほら貝の音を合図に、5人の武者が白い鉢巻きをなびかせながら出走し、1周約1200メートルのコースを駆け抜けた。馬の息づかいやひづめが地面を蹴る音を間近で聞いた観客たちからは歓声や拍手が上がった。

 昨年宮城県から南相馬市に引っ越し、祭場地近くのコンビニに勤務する今野里美さん(25)は「初めて馬が走る姿を見たが、堂々たる様子に圧倒された」と話した。