【ブリュッセル共同】欧州警察機関(ユーロポール)は26日までに、欧州に到達する絶滅危惧種ヨーロッパウナギの稚魚シラスウナギの2割超が、中国などアジアへ密輸され、約30億ユーロ(3600億円)規模の闇ビジネスになっていると明らかにした。欧州各国の捜査当局は、昨年秋から今年春の漁期に前年より約5割増の153人の密輸関係者らを逮捕。1500万匹を押収した。

 東アジアでの養殖用ニホンウナギの稚魚の激減と価格高騰が背景にある。欧州のウナギ保護団体・SEGのアンドリュー・カー代表は「金額で見れば野生動物に対する世界最大の犯罪だ。貴重な種の回復を損ねている」と訴えた。