京都市伏見区の「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件で、消火、救助活動に当たった市消防局の現場の指揮隊長(57)らが26日、京都市内で報道陣の取材に応じ「経験したことのないほどの火災だった」と当時の状況を振り返った。

 指揮隊長らは事件当日、最初に現場に到着。激しく燃えるスタジオのすべての窓から黒煙が噴き出し、多数の負傷者がいた。「熱気と黒煙で、建物に入っての消火活動は困難だった。災害の全容が見えない中で、けが人は何人か、状況をつかむのが優先事項と思って活動した」と説明した。

 事件について「やり切れないというのが正直なところ」と目を潤ませた。