本格的な海水浴シーズンを前に、茨城県など各地の自治体が「ヘッドランド」と呼ばれる人工岬周辺での遊泳や立ち入りの禁止を呼び掛けている。沖へ向かう「離岸流」が起きやすく、毎年のように水難事故が発生。県は「事故に遭う恐れがあることを認識し、近づかないで」と訴える。

 ヘッドランドは沖合に突き出すように造られたいかり形や丁字形の岬。波による砂浜の浸食を防ぐため1980年代以降、各地で設置が進み、国土交通省によると、昨年3月時点で青森や沖縄など21県に計217基ある。

 付近では、打ち寄せた波が海岸に当たって行き場を失い、局所的に強い流れとなる離岸流が発生しやすい。