運輸安全委員会は25日、奈良県山添村の山中で2017年8月、小型機が墜落し搭乗の夫婦が死亡した事故は、機長の夫に知識や技量が不足していたため、操縦できない状態になって旋回・急降下し、空中分解したのが原因とする調査報告書を公表した。

 事故3日前にも機長が飛行中に制御できなくなり、同乗者が代わって操縦するトラブルがあり、国土交通省も把握していた。安全委は、知識や技量を確実に身に付けた上で飛行することをパイロットに指導するよう、国交省に勧告した。

 安全委の調査では、機長が病気治療のための服薬の事実を申告せず、パイロットの身体検査に合格していたことも判明した。