花粉症の研究を巡る贈収賄事件で、収賄容疑で逮捕された大阪府岸和田市立岸和田市民病院の呼吸器センター長加藤元一容疑者(62)が責任者を務めていた研究は、関西の花粉シーズンの3月11日に病院の倫理委員会に申請されていたことが5日、病院への取材で分かった。府警は、花粉シーズンが終わる前に承認されるよう便宜を図ったとみて調べている。

 研究は8週間にわたって着衣の花粉を粘着クリーナーで除去した際の効果を観察する内容。申請から18日後の3月29日に倫理委が承認していた。関西の花粉シーズンは5月末でほぼ終わるとされ、承認が遅れれば観察は実施できなかった可能性がある。