11月下旬、スイス・ジュネーブでの「水銀に関する水俣条約」第3回締約国会議に参加した胎児性水俣病患者の松永幸一郎さん(56)が4日、熊本県水俣市で開かれた報告会で「落ち着いて話すことができ、大役を果たせたと思う。思い切って行ってよかった」と感想を述べた。

 一緒に会議に参加した水俣条約推進ネットワーク事務局の谷洋一さん(71)は、世界には水銀採掘が続く鉱山があるとして「まだスタートラインだ」と指摘。2年後、インドネシアのバリ島で開かれる次回会議に向け「国や熊本県、新潟の被害者とも協力し、ちゃんと水俣のことを伝えていけたら」と話した。