経団連が2020年春闘の労使交渉で、「年功型」など横並びを重視した賃金体系の見直しを会員企業に呼び掛けることが分かった。日本の雇用慣行から脱却し、急速に進むデジタル化に対応できる人材を確保しやすくする狙いがある。20年1月に公表する春闘の経営側の指針「経営労働政策特別委員会報告」に盛り込む。

 新卒一括採用や終身雇用、年功型賃金といった従来の雇用関連の制度では国内外の優秀な人材の獲得が難しいことに懸念を示し、見直しを訴える。職務要件を明確にして専門性を評価する「ジョブ型」雇用の拡大も求めていく。