台風19号の洪水で大きな被害を受けた宮城県丸森町では一時計300人超が身を寄せた避難所が全て閉鎖され、被災者は応急仮設住宅などでの年越しとなった。当面の住まいは確保されたが、土砂が流入した自宅の再建に見通しが立たない人も多い。大みそかの31日、「新年は災害のない年であってほしい」と祈るような声が聞かれた。

 同町内の主婦(40)は浸水を免れた自宅2階での「避難生活」を2カ月以上続けたが、21日から町内の仮設住宅(間取り3K)に家族5人で暮らす。「毎日が慌ただしく、正月を迎える実感はないが、暖かい部屋で年越しできるのはありがたい」と話す。