【クアラルンプール共同】マレーシアの政府系ファンド「1MDB」を巡る巨額資金流用事件で、背任罪などで起訴されたマレーシア前首相のナジブ被告の公判が3日、首都クアラルンプールの高裁で開かれた。ナジブ被告は法廷で初めて供述し、汚職への関与を否定した。

 弁護側は、ナジブ被告の口座に賄賂とされる4200万リンギット(約11億円)が振り込まれていたことについて「本人の認識も関与もなく行われた」と主張。ナジブ被告はサウジアラビアのアブドラ前国王などからの献金だと思い込んでいたという。

 昨年5月の政権交代後、検察はナジブ被告を資金洗浄罪など計42件の事案で起訴した。