母乳が出ない母親の代わりに、別の母親の母乳を小さく生まれた赤ちゃんに無償提供する「母乳バンク」について、厚生労働省が全国的に整備する方針を固めたことが29日、分かった。低体重で生まれ臓器が未発達な赤ちゃんが対象で、母乳を与えることでさまざまな病気のリスクを減らす狙い。全国の新生児集中治療室での提供を想定し、早ければ2023年度からの事業開始を目指す。

 まずは医学的効果や衛生基準についての調査研究を20年度から3年程度行う。予算は単年度で約1千万円。

 母乳バンクは、母親の母乳が出ない場合などに、別の母親から寄付された母乳を殺菌処理し、提供する仕組み。