ウミガメに温度計を着けて海水温のデータを集め、3カ月後の水温変化を高精度で予測することに成功したと、東京大や海洋研究開発機構のチームが28日までに発表した。南米沖の水温が上がるエルニーニョ現象が日本に冷夏をもたらすように、海の変化は気候に影響を及ぼす。動物の助けを借りた観測が進めば、異常気象への備えに役立つかもしれない。

 従来は海の表面を見る人工衛星と、太平洋など深い海で2千メートルまで自動で潜る装置を使って水温を測り、変化を予測していた。だが浅い海では装置が底にぶつかる危険があって使えず、予測の精度が低かった。