主に明治期の沖縄で行政幹部を務め、発展に寄与した11代斎藤用之助(1859~1933年)のひ孫で、佐賀市に住む14代用之助さん(73)が、11代が持ち帰った琉球国王ゆかりの盃などを沖縄県立博物館・美術館(那覇市)に寄贈する。来年2月に予定している。首里城の正殿などが全焼した火災を受け、「沖縄の人を少しでも勇気づけたい」と決心した。

 盃は3枚あり、最後の国王・尚泰が廃藩置県後の1883年に王家の別邸「識名園」で開いた園遊会の記念品。うち2枚には朱色の漆に金箔で日本政府を表す「五七桐花紋」が、1枚には尚家の家紋「左三つ巴」がそれぞれ描かれている。