絶滅の恐れが極めて高い沖縄のジュゴンの生息状況を把握するため、国際自然保護連合(IUCN)は27日までに、海水に含まれるジュゴンのDNA断片を調べるなど包括的な調査を求めた提案書をまとめ、政府に提出した。名護市辺野古の米軍基地建設で餌となる海草の藻場が広範囲につぶされるなど生息環境の悪化が懸念されており、調査とそれに基づく保全が必要だと指摘している。

 沖縄のジュゴンは近年3頭が確認されていたが、辺野古周辺で見られた2頭は姿を消し、残る1頭の死骸が3月に見つかった。IUCNは今月、絶滅の危険度を最も高い水準に引き上げた。