名古屋市が進める名古屋城木造復元事業を巡り、河村たかし市長は27日、現天守の解体に復元を加え、一体で文化庁に許可申請をする方針を表明した。文化庁の求めに応じた形で、難航する事業を前進させたい考えがあるとみられる。

 石垣の保全を議論する市の有識者会議「石垣部会」が同日、名古屋城の敷地内で開かれ、河村市長が出席、説明した。市は今年4月、石垣の保全方法が決まらず、復元のめどが立たないため、解体のみを先行して申請していた。

 部会で、有識者は石垣を巡り「整備の日程案が示されていない」「発掘調査の結果の精査が必要」と市に改善を求めた。