地金大手の田中貴金属工業(東京)は27日午前、1グラム当たりの金を前日比43円高の5877円で販売すると発表した。消費税や保管などの費用を含めた小売価格で、消費税が導入される以前の1980年1月22日(6415円)以来約40年ぶりの高値を更新。東京商品取引所の金先物価格も取引時間中の過去最高値を更新した。

 最近の金価格は歴史的な水準にある。実物資産として、そのもの自体に価値があり、世界経済が不安な状況になると投資資金のシェルター代わりになるが「世界的な金融緩和に伴う投資資金の行き場にもなっている。北朝鮮情勢への懸念も一因か」(大手証券)との声が出ている。