安倍晋三首相は25日夜、3日間の中国訪問を終えて政府専用機で羽田空港に帰国した。日中は一連の会談で、来年春の習近平国家主席の国賓来日に向けた連携を確認した。今後の焦点として両国関係を規定する「第5の政治文書」が浮上する。中国側は作成に意欲を示すものの、日本側には慎重論があり、調整は難航も予想される。

 第5の文書は、日中国交正常化を表明した1972年の共同声明など四つの重要文書に続くものと位置付けられる。中国外交筋は「核となるのは『互いに脅威とならない』との共通認識をどう履行するかだ」と指摘した。(成都、東京共同)