情報・システム研究機構は25日、所管する国立極地研究所(立川市)の田辺優貴子助教が、出張旅費の水増しや架空請求などを43回行い、文部科学省の補助金や科学研究費助成事業(科研費)を含む約132万円を不正に受け取ったと発表した。同日付で懲戒解雇処分にした。

 田辺氏は第58次南極観測隊員として、極地の植物の生態を研究するなど活動。北極と南極に生息する動植物を紹介する著作もある。

 外部の専門家を含めた調査委員会に対し「すぐに使える研究費を確保しておきたかった」などと説明したが、研究に使った形跡はないという。

 極地研の事務職員が不審な請求書類に気付き発覚した。