皇位継承に伴う「即位の礼」や「大嘗祭」への国費支出は憲法が定める政教分離原則などに反するとして、宗教関係者らが支出差し止めを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(足立哲裁判長)は24日、訴えを却下した一審判決を取り消し、東京地裁に審理を差し戻した。

 原告側は信仰の自由を侵害する恐れを主張していたが、一審東京地裁判決はこの点について判断しておらず、高裁は「手続きに法令違反がある」とした。

 6月の地裁判決は原告側が別に主張した「納税者基本権」に基づく差し止め請求だけを取り上げ「訴えは不適法」と退けていた。

 原告側は国を相手に損害賠償を求める訴訟も起こしている。