JR東海の金子慎社長は24日、名古屋市で記者会見し、リニア中央新幹線工事の環境対策で静岡県と対立し、静岡県内の本体工事が未着手となっていることについて、2019年度中の着工は「難しい状況だと思う」との認識を示した。

 目標に掲げる27年の先行開業も「状況は厳しくなってきている」と改めて懸念を表明。ただ、現時点で開業目標は変更しないと述べた。

 静岡工区を巡っては、大井川の流量減少対策で、JR東海と静岡県の川勝平太知事の溝が埋まっていない。金子氏は、川勝知事との直接会談の開催に関し、「前に進むことに有効だというタイミングで、いつでも会いたい」と述べた。