2012年に経営破綻した半導体大手エルピーダメモリ(現マイクロンメモリジャパン、東京)元社長の坂本幸雄氏(72)が11月、中国の同業大手、紫光集団の高級副総裁に就任した。新天地で再起を図る坂本氏は、日本で今後設立する設計拠点で陣頭指揮を執る。米中両国の「ハイテク冷戦」が激化する中での転身に、業界からは驚きの声も上がっている。

 坂本氏は取材に対し「負け犬のまま人生を終わらせたくない」と就任の理由を語った。

 紫光集団は北京の名門、清華大傘下の半導体メーカー。メモリーの一種DRAMへの参入を7月に表明。DRAM専業のエルピーダを率いた坂本氏に白羽の矢を立てた。