【ウィーン共同】ルーマニアのチャウシェスク独裁政権が崩壊して22日で30年。民主化の歴史的流れに抵抗した同政権は流血革命で打破され、東西欧州が再統合へと向かう冷戦末期の激動に幕が下りた。欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)に加盟、経済発展も遂げた東欧諸国だが、近年は政治の強権化と司法や報道の弱体化、汚職など民主化後退の試練に直面している。

 1989年12月17日、西部ティミショアラで起きた大規模デモを発端に抗議行動が全土へ拡大。22日、チャウシェスク大統領は首都ブカレストからヘリコプターで逃亡を図ったが逮捕。25日、夫人と共に処刑された。