野村ホールディングス(HD)は2日、永井浩二社長兼グループ最高経営責任者(CEO)(60)の後任として奥田健太郎副社長(56)が昇格する人事を発表した。トップ交代は約8年ぶり。永井氏は代表権のない会長に就く。2020年4月1日付。国内の個人営業部門が苦戦する中、法人向けを中心に海外戦略を強化する狙いがある。

 奥田氏は企業の合併・買収(M&A)関連などの業務を手掛ける投資銀行部門が長く、米州地域のトップを務めたこともあり、海外の経験が豊富だ。野村HDは欧米のほか中国での展開も重視しており、海外の事業を安定した収益の柱に育てるのに適任だと判断したとみられる。