埼玉県川口市立中でいじめを受けた元男子生徒(17)を巡り、県警武南署が経緯をまとめた文書に「先に加害生徒を蹴った」と誤った記載をし、訴訟の証拠とされたことについて、県警は2日、元生徒の母親に謝罪した。

 元生徒は在学中の2015~16年、サッカー部のチームメートに暴行を受けるなどして不登校になった。一連の経緯について署員が文書にまとめた際、「先に元生徒が加害生徒を2回蹴った」とする関係者の聴取で出た情報を、事実であるかのように記載した。

 謝罪を受けた元生徒の母親は「救われるべき被害者が、より追い込まれるようなことは絶対にあってはならない」と話した。