【ローマ共同】地中海の島国マルタのムスカット首相が1日、辞任する意向を表明した。タックスヘイブンの実態を暴いた「パナマ文書」報道に参加した女性記者ダフネ・カルアナガリチアさん=当時(53)=が2017年に殺害された事件を巡り、退陣を求める声が上がっていた。地元メディアが報じた。

 ムスカット氏は与党労働党に来年1月12日までに後任の党首を選ぶよう求めた。同日に党首を辞め、その数日後に首相を辞任するという。

 マルタ検察当局は1日までに記者殺害に共犯として関与したとして地元実業家の男を訴追した。実業家はムスカット氏側近とつながりのあった人物とみられている。