昨年6月の大阪府北部地震で同府高槻市立寿栄小のブロック塀が倒れ、4年生の女児=当時(9)=が死亡した事故で、地震前最後の2017年の法定点検で劣化を示す変色が塀の表面に認められながら、点検業者の担当者(43)が市教育委員会に報告していなかったことが19日、捜査関係者への取材で分かった。

 大阪府警捜査1課は不十分な点検が女児の死亡につながった一因だと判断しており、担当者や元市教委学務課長ら計4人を20日に書類送検する。一方、市の第三者委員会は、塀の設計・施工不良などが事故原因だとし「適切に点検していても安全性を確認することは不可能だった」と結論付けている。