大和ハウス工業は8日、社内取締役に定年制を導入すると発表した。原則として代表取締役は69歳まで、取締役は67歳までとする。違法住宅問題などの不祥事を受けたガバナンス(企業統治)強化策の一環で、世代交代を促し経営人材の育成を進めるのが狙い。ただ中興の祖とされる樋口武男取締役会長(81)は例外扱いとし、効果に疑問が残りそうだ。

 芳井敬一社長(61)は決算記者会見の場で「会社が創業者の精神を必要としている。しっかりとアドバイスしてもらいたい」と理由を説明した。樋口氏は2001年に社長に就任して以降、現在までに売上高を約4倍に伸ばし、会社躍進の立役者とされる。