世界遺産・東大寺(奈良市)の東塔院跡を発掘していた調査団は7日、奈良時代の建立当初、東塔を囲っていた回廊や門について、構造や規模を確認したと発表した。これまで東塔を描いた絵図との違いも分かっており、東塔院の全体像が浮かび上がってきた。

 東塔は東大寺大仏殿の東側に建てられた、高さ約100メートルとも約70メートルとも伝わる七重の塔。周りを回廊に囲まれた「東塔院」は、四方に門があったと考えられる。

 調査団によると、東門と想定されるエリアで、柱を支えた礎石の痕跡を5カ所発見。門の規模は幅約12・7メートル、奥行き約7・1メートルだったと判明した。