古代をテーマにした一般読者でも分かりやすい本を表彰する「古代歴史文化賞」の選定委員会は6日、第7回大賞に、鈴木宏子千葉大教授の「『古今和歌集』の創造力」(NHK出版)を選んだ。

 国内初の勅撰和歌集の選者紀貫之による緻密な編さん過程を読み解き、日本文化論にまで視野を広げた点が評価された。鈴木さんは受賞後のあいさつで「新元号にちなむ万葉集が話題だが、古今集の人気も上がってほしい」と述べた。

 文化賞は、古代史にゆかりの深い三重、奈良、和歌山、島根、宮崎の5県による共同事業。