京都市右京区の福田美術館は5日、江戸中期の画家伊藤若冲(1716~1800年)が「景和」と名乗っていた30代前半に手掛けた最初期の作品「蕪に双鶏図」が見つかったと明らかにした。

 同館によると、これまで存在が知られておらず、現在確認されている若冲の作品の中でも最初期に制作されたと考えられる。関西の個人が所有していたもので、表現や印章から若冲の作品と分かり、同館が購入した。

 作品は縦111センチ、横68・8センチ。若冲得意の題材であるニワトリ2羽と、畑に植えられたカブを描いた彩色画。同館の岡田秀之学芸課長は「未熟な部分もあるが、緻密さも見られる」としている。