東京電力福島第1原発事故によって全町避難が続く福島県双葉町で、東日本大震災で本殿が倒壊した諏訪神社が再建され、竣工祭が5日行われた。被災地の復興を支援したいと大阪市の不動産会社「創建」が資金を提供した。

 諏訪神社は海岸から約1キロの高台にあり、震災当日は約50人の近隣住民が避難し、津波から難を逃れた。当時、雪がちらつく中、住民らは寒さをしのぐため、倒壊した本殿のがれきを燃やして暖を取り、夜を明かした。

 創建の吉村孝文会長は竣工祭の後「神社を中心に、なんとか人が集まってほしい」と語り、地元住民の心のよりどころになることを期待した。