JFEスチールは5日、国内製鉄所で操業する高炉8基全てに、人工知能(AI)を使って12時間先までの炉内温度などを分析し、管理に役立てる仕組みを導入したと発表した。温度低下などによる操業トラブルを未然に防ぎ、安定操業につなげる狙い。鉄鋼を巡る事業環境が厳しくなる中、競争力強化を目指す。

 温度や圧力など、高炉1基当たり1万件以上のデータを収集。デジタル空間に仮想の高炉を再現して内部の状態を把握できるようにする。8~12時間後の状態も予測できるといい、トラブル防止措置が取りやすくなる。炉内温度を上げるために投入する燃料を最適化し、コストを引き下げるという。