もみじは見て楽しむだけでなく、味わうもの―。紅葉の名所、箕面大滝(大阪府箕面市)に続く道沿いでは、葉っぱに衣をつけて揚げた名物お菓子「もみじの天ぷら」が昔から親しまれている。

 箕面市観光協会によると、もみじの天ぷらの起源は1300年前。箕面山で修行をしていた役行者が滝に映えたもみじの美しさを称賛して天ぷらを作り、訪ねてきた旅人に振る舞ったと語り継がれている。

 収穫した食用もみじの中から形がきれいなものを選別し、色を保つため塩漬けに1年をかける。塩抜きし、ざらめ砂糖などが入った衣にくぐらせ菜種油できつね色になるまで1枚あたり10分以上じっくりと揚げる。