江戸時代の禁教下で布教活動をしたとされる宣教師サン・ジワンを祭っている長崎市の枯松神社で3日、禁教令が解けた後も弾圧下の信仰形態を維持する「かくれキリシタン」とカトリック信者、仏教徒の代表者が宗教を超えて合同慰霊祭を開いた。ローマ法王の来日を今月下旬に控え、カトリック信者らは法王を歓迎する賛歌をささげた。

 カトリック黒崎教会の主任司祭が聖書の言葉を読み上げた後、かくれキリシタンが伝承してきた祈り「オラショ」を唱え、住職による法話も行われた。参加者約200人が、信仰に生きた先祖に静かに思いをはせた。

 枯松神社での慰霊祭は20回目。