自民党の石破茂元幹事長は2日、東京都内で開かれた憲法討論会に参加し、戦力不保持を定めた9条2項を削除する2012年の党憲法改正草案の正統性を改めて主張した。「憲法改正案として党議決定した、今も残るたった一つの案だ」と述べた。石破氏は昨年3月、党が9条1、2項を維持しつつ、自衛隊を明記する案をまとめた際も2項削除を訴えた。

 安倍晋三首相が提唱する自衛隊明記案を巡り、石破氏は「最新鋭の戦闘機や護衛艦を持ちながら『軍隊ではない、戦力ではない、必要最小限度だ』と言うのはおかしい」と指摘。「以前は党内で2項改正は当たり前だった」として党内論議の在り方を疑問視した。