1980年代に長期政権を担い、29日に亡くなった中曽根康弘元首相に対し、与野党から改革に挑戦する姿勢や、国際社会で日本の存在感を高めた外交手腕をたたえ、悼む声が相次いだ。中曽根氏が力を注いだ憲法改正が実現しない状況を悔やむ自民党幹部もいた。

 大島理森衆院議長は国鉄(現JR各社)の分割・民営化を挙げて「真の改革に勇気を持って挑戦され、改革の大政治を実行した」と評価。中曽根氏が旗揚げした派閥の流れを引き継いだ自民党の二階俊博幹事長は「国の大きな問題で羅針盤のような役割を果たした」と惜しんだ。

 立憲民主党の枝野幸男代表は「学ぶべき点がたくさんあった」と語った。