知的障害のある人らが差別や偏見と闘う運動「ピープルファースト」の全国大会が29日、大阪市で開かれた。旧優生保護法(1948~96年)下で障害者らに不妊手術が繰り返された問題や、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた入所者殺傷事件について話し合い「命の価値を勝手に決めるな」とのメッセージを発した。

 当事者ら約千人が集まり、旧法下の不妊手術被害者で、国家賠償請求訴訟の原告2人も参加。宮城県の70代の男性は「障害者は不幸という考えで、子どもがつくれない体にされた。法律が変わっても、この考えは残っている」と話し、相模原の事件との共通性を指摘した。