1959年の伊勢湾台風の被害を教訓に、防災設備を完備した愛知県警蟹江署の新庁舎が完成し、29日、報道関係者に公開された。同署は海抜マイナス1・4メートルにあり、浸水被害を想定し、ボートの発着場を設置した。県警によると、警察署にボートの発着場を設けるのは全国でも珍しいという。

 県警によると、伊勢湾台風では当時の蟹江署庁舎が地上5・3メートルまで浸水したことから、2階の床を地上約6メートルの高さに設計。1階のボート発着場には、水害で孤立した住宅や走行不能となった車両から住民を救出するため、エンジン付きボート1隻とゴムボート2隻を配備した。