法務省は29日、「令和元年版」の犯罪白書を公表した。平成の時代の犯罪動向や刑事政策の変遷をまとめた内容。刑法犯の認知件数が2002年をピークに減り続ける中、ドメスティックバイオレンス(DV)の検挙は10倍超となり、児童虐待やインターネットを使った犯罪も増えたのがこの30年間の特徴だ。

 白書によると、警察が認知した刑法犯の件数は1996年以降、毎年戦後最多を更新し、02年に285万件を超えた。この後減少を続け、昨年は戦後最少の81万件台に。殺人も03年に1400件を超え、平成で最多だったが、16年は戦後最少の895件だった。