東京電力は28日、福島第1原発敷地内で、放射性物質で高濃度に汚染された雨水が、地下のコンクリート製貯蔵容器から周辺の地中に漏れた可能性があると発表した。漏出開始は10月以降で、量は最大約400リットルに上るが、周辺の排水路や海水で顕著な放射性物質濃度の上昇は見られないという。

 1、2号機近くには2011年の事故時に、放射性物質を含む蒸気の排出に使った排気筒がある。高さは約120メートルで、現在は上半分を解体中。

 排気筒内部に入った雨水は汚染されるため貯蔵容器にためて、ポンプでくみ上げて移送しているが、ポンプが動いていないのに貯蔵容器の水位が低下していた。