原子力規制委員会の検討会は28日、東京電力福島第1原発事故の際、原子炉格納容器の圧力を下げるため、放射性物質を含む内部の蒸気を外部に排出する「ベント」という作業は2号機では成功しなかったとの見解で一致した。現地調査の結果などから判断した。

 2号機ではベントが失敗し格納容器から直接大量の放射性物質が大気中に漏れた可能性が指摘されており、それを支持した形。検討会は今後、燃料が溶けて格納容器の圧力が上がった経緯や放射性物質の放出経路を検証する。

 規制委は今年9月、現場の放射線量が低下したことから14年以来の調査再開を決定。20年内をめどに報告書をまとめる方針。