江藤拓農相は28日、アジアで感染が拡大しているアフリカ豚コレラ(ASF)のウイルスが日本に侵入するのを水際で防ぐため、空港や港で旅行客などが持ち込む肉製品などを検査する家畜防疫官の権限を強化する方針を表明した。現在は申告のない違法な肉製品の持ち込みが疑われる場合も持ち主が拒否すれば荷物を検査できないが、必要があれば強制的に調べられるようにする。

 羽田空港で検疫業務を視察した後、記者団に「お願いベースの検査では現場の負担が大きい。荷物検査の権限を強めたい」と語った。農水省は家畜伝染病予防法改正案を来年の通常国会に提出する方針で、防疫官の権限強化も盛り込む。